出刃

和包丁

魚を捌く

「魚の頭を落とす」「魚を骨ごと切る」「魚を三枚におろす」際に用います。 力を入れて使うことが多いため、刃は厚くなっています。『身卸』は、刺身包丁と出刃包丁の良い部分を併せ持ち、鮮魚店等でよく用いられています。

  • 出刃

    出刃

    刃の下4割は叩き用で、上6割は捌き用に使う包丁です。長さによって、鰤や鰹などの大型の魚から鯵などの小型の魚にわけられます。重量を生かし、骨ごと切り落とします。

  • 身卸

    身卸

    刺身包丁と出刃包丁を足して2で割ったような包丁で、市場でよく使われます。刃が長く、厚みは正夫ほど薄くなく出刃ほど厚くないのが特徴です。

  • アジ裂

    鯵裂

    出刃より薄手で、名前の通り、アジを捌くのに使われます。主に90mmから120mmがよく売られています。ミガキ*の他に黒打**も人気があります。

    *包丁の土台となる鍛冶で製作した「地」を磨いて、全体を包丁によくある銀色にした包丁
    **「地」の黒い状態を残しながら、切れ刃の部分を刃付けした包丁

  • 相出刃

    相出刃

    出刃を薄くした包丁で、出刃が重いという人が使用することが多いです。薄い分、出刃に比べると、刃がかけやすいです。

  • 鮭切

    鮭切

    出刃包丁に形が近いですが元幅が広く、少し薄く仕上げています。鮭のような大型魚を骨ごと切り身にするのに用いられます。

  • 舟行

    舟行

    元々、その名の通り、船に乗る漁師が持っていく包丁として使われていたと言われています。魚を捌くのはもちろん、野菜などにも使える万能型の包丁です。